小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#46

小さな小鳥さんへ

あなたの傍を飛び立った誰かの帰りを
あなたは待つことができるのでしょうか

私の傍を飛び立ったあの人帰りを
いつ帰ってくるか分からないあの人の帰りを
私は待つことができるのでしょうか

例えば

あの人が私に
待っていて欲しいと
時が来たなら必ず帰るから待っていて欲しいと伝えたならば
私は待っているのでしょうか

例えば

あの人が私に
帰ってくるのかも帰ってこないのかも伝えてくれず
あの人の帰りを待っていたら
私の思いが実るのかさえ分からないならば
私は待っていないのでしょうか

私は思うのです

たとえあの人の思いを知ることができたとしても
たとえあの人の思いを知ることができなかったとしても

これからどう生きるか決めるのは私自身

私自身なのでしょう