小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#43

小さな小鳥さんへ

 

共に生きたいと思える誰かとなら

互いの思いを

全ての思いを

分かり合うことはできるのでしょうか

 

例えば

 

あなたに共に生きたいと思える誰かがいて

その誰かとあなたが

今日、語り合うことができ

分かり合うことができたとするならば

明日も語り合い

分かり合うことができるのでしょうか

互いの思いを

全ての思いを

分かり合うことはできるのでしょうか

 

私は思うのです

 

どんなに愛した人であっても

どんなに必要な人であっても

その誰かが自分にとって

二度と出逢うことのない存在であったとしても

互いの思いを全て分かり合うこと

それは

永遠にできない

 

けれども私は

共に生きたいと思う誰かと

永遠に分かり合えないかも知れないけれど

でも分かり合いたい

だから私は共に生きていく誰かと

永遠に語り合うのでしょう

永遠に自分の思いを伝え、相手の思いを聴くのでしょう

語り合うことを

自分の思いを伝えることを

相手の思いを聴くことを

明日やめてしまったら

きっとその時から

その誰かとは語り合うこともなく

分かり合えることもなく

例え傍にいたとしても

共に生きることはなく

すれ違い・・・・

 

あなたには

共に生きたいと思う誰かがいますか?

自分の思いを伝えたい誰かがいますか?

あの人の思いを聴きたいと思える誰かがいますか?

 

私には

共に生きたいと思うあの人がいます

私の思いを伝えたいあの人がいます

そして私はあの人に

心の中の思いを聴かせて欲しいのです