小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

その澄んだ空を君と飛ぶ #7

なりたかったのはこんな自分じゃない

 

欲しかったのはこんな現実じゃない

 

そういって嘆く私に「いつも不満ばかり言っている」と君は言う

 

君の言うその不満というのは
誰かが悪い
社会が悪い

そういうことじゃない

 

君の言うその不満というのは
私が私を責めているということ

 

私が自分の思っているような
自分の抱いているような
理想の自分自身になれていないと苛立ち怒りを感じ
自分の理想の人生を歩めない自分を
許せなくて

 

こんな自分なんて許せないと
こんな自分になりたいなんて望んでいないと

不満を言っている

そういうこと

 

君に言われて確かにそうだと気が付いた

 

自分自身を責めていた

 

自分が自分を責めていては
なりたい自分になることはできない

 

今は今の自分でいい

急がなくていい

 

今はこれでいいんだと認めてあげて

少しでもいいから
今、目の前にある幸せに感謝すること

 

この日私は

焦らず
諦めず
信じて

生きていくんだと

自分に言い聞かせた