小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#52

小さな小鳥さんへ

 

可哀想な小鳥さん

あなたはあなた自身のことを

 

汚い自分

ずるい自分

嘘つきな自分

自分に出来ることは何もない

理想とは反対に生きる自分

信頼できない自分

大嫌いな自分

 

そう言って悲しんでいるのですか?

そう言って自分自身をあきらめるのですか?

 

私は思うのです

 

私達は

自分自身が嫌いな生き方をしているのなら

自分自身が好きになれる生き方をしたらいい

 

自分自身が信頼できない生き方をしているのなら

自分自身が信頼できる生き方をしたらいい

 

そして私達には

嘆き悲しむ前にやることがある

嘆き悲しんだ後でもやれることがある

 

小さな小鳥さん

 

あなたは強くなりたいと

あなたは強くならなければと

自分に言い聞かせているけれど

それは自分に言い聞かせ、誓わなくても

自ずと身につくものなのでしょう

自分に嘘をつかない

自分を裏切らない

自分に素直に正直に

周りになんと言われようとも自分を偽る生き方はしない

弱い自分も認めてあげる

嘆き悲しむ自分も認めてあげる

たとえ弱くなり、嘆き悲しんだとしても

立ち直り自分を裏切らない生き方を真っ直ぐ貫く

 

自分が納得できる生き方をして

その生き方に自分なりの答えを探す

 

それは誰かにとっては正しい答えではないかも知れません

けれど、あなたにとっては正しい答えなのでしょう

 

自分の生き方に筋を通す人

それを強い人、強い意志を持って生きる人というのかも知れません

 

そして

私達は自分の生きる道を決めるとき

後で後悔するのならその道は進まない

自分にとって最善の道を選ぶ

最善の道を選んだならばその道の先がどうであろうとも後悔はしない

そう思える道を探して探して探しぬいて進むのでしょう

 

あなた以外の誰かにあなたの生き方を納得してもらうこと

それはきっと難しくて・・・・

なぜなら人は人それぞれの思いがあり

生き方があるのだから

 

小さな小鳥さん

 

あなたはこの世界で

あなたのその生き方を一番納得してもらいたいのは誰なのですか?

あなたが一番裏切りたくないのは誰なのですか?

あなたが一番信頼して欲しいのは誰なのですか?

それは

あなたを産んだ人でしょうか?

あなたの愛する天使でしょうか?

あなたの愛するあの人でしょうか?

 

それともあなた自身なのでしょうか?

 

それをよく考えて

あなたの一番納得して欲しい人に

納得してもらえる生き方を選ぶといいよ