小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#53

小さな小鳥さんへ

 

一人で生きたなら

背負う苦しみは一つで

 

二人で生きたなら

背負う苦しみは二つに増えて

 

三人で生きたなら

背負う苦しみは三つに増えてしまう

 

それを乗り越えられるか不安で

怖くて、逃げたくて

一人で生きたほうが苦しみは少なくて・・・・

だから一人で生きようと思って

 

だけど

 

一人で生きたなら

幸せは一つで

 

二人で生きたなら

幸せは二つに増えて

 

三人で生きたなら

幸せは三つに増えるのでしょう

 

そして

 

一人で生きたなら

苦しみを乗り越えるのは

一人で

 

二人で生きたなら

苦しみを乗り越えるのは

二人で

三人で生きたなら

苦しみを乗り越えるのは

三人になるのでしょう

 

小さな小鳥さん

 

一つだった苦しみがそれだけ増えてしまう

 

けれども

一つしかなかった幸せがそれだけ増えてゆく

 

そして

 

一人孤独に生きる道に

共に生きる人が増えてゆく

 

そう

共に生きていける人が

共に生きていきたいと思う人が

増えていくのでしょう