小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#51

小さな小鳥さんへ

 

私は物心ついたその時から

いい子でいなければいけなかった

 

あの人のご機嫌を伺い

いい子でいないといけなかった

 

あの人の笑顔が見たくて

いい子でいないといけなかった

 

あの人に褒められると幸せだった

あの人が笑ってくれると幸せだった

 

いい子でいることで

あの人の愛情を感じることができた

 

あの人にはねつけられると悲しくて寂しくて不安で・・・・

あの人がどこかに行ってしまいそうで・・・・

あの人が消えてしまいそうで・・・・

 

だからいい子でいないといけなかった

だからいい子でいたかった

 

けれども

私はあの人に

 

いい子じゃなくても愛して欲しかった

いい子じゃないけど愛しているよと言って欲しかったのです