小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#29

小さな小鳥さんへ

あなたが私に今のあなたの気持ちを伝えないのは
あなたが自分だけの力で大空に飛び立とうと
努力しているからなのでしょう

あの日、あなたは言いました

''手を差し伸べて欲しくない''と

あなたは誰かに助けられるのではなく
一人で大空に飛び立ちたかったのでしょう

私は思いました

あなたが私にあなたの思いを伝えてくれることで
私は必要とされている喜びを感じることができました


けれど、あなたが自らそうしないのに
''あなたの気持ちを全て伝えて''
そう望む私の思いは
あなたへの押し付け以外の何物でもないのでしょう

だから私は決めたのです
あなたにとっていつでも私は必要な存在であって欲しいと望むこと
その気持ちは捨てるのだと

あなたが飛び立つとき
私はあなたの傍にいるかは分からないけれど


あなたが自由に大空を飛んでいるとき
私はあなたの傍にいないかもしれないけれど

あなたの望むように生きるといい
あなたの生きる道なんだから