小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#8

小さな小鳥さんへ

 

たとえばあなたの言うように

 

誰かに何かを伝えたとして

それがごく僅かな誰かに伝わり

その誰かが本当に幸せになれたとして

 

その先に私の幸せはあるのでしょうか

 

私は愛する人と、自分を愛してくれる人と

 

手を繋ぎ

語り合い

ともに迷い

ともに泣き

そして、ともに笑い

 

周りからすれば、ごく普通でありがちな日々を過ごしたかった

 

愛する人と家族を作り

子を生み

平凡だけど豪華じゃないけど

 

でも、暖かい…

 

そんな人生を歩みたかった

 

小さな小鳥さん

 

私の思いを誰かに伝え

その誰かが幸せになったとして

 

その先に私の幸せはあるのでしょうか