小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#5

幸せを諦めた小鳥さん

飛ぶことを諦めた小鳥さん

 

あなたは私のために

翼を捨てたと言うけれど

 

私はあなたにそう願った事は一度もない

 

あなたは誰かに自由という翼を傷つけられ

もぎ取られ

 

もう飛べないんだと

もう駄目なんだと

 

嘆き悲しみ、飛ぶことへの恐怖に一人震えていたんだね

 

あながた自由に飛べるのであれば

私は何もかも捨てても構わなかった

 

私は私の全てを捨てることより

あなたが飛ぶことを諦めることが

あながた心から笑えなくなることが

あなたが本当に幸せになれないことが

何より怖くて、悲しかったのです

 

小さな小鳥さん、泣かないで…

 

でも、悲しい時は泣いてもいいか

泣いてもいいね

 

あなたの悲しみが泣くことで消えていくのなら

たくさん泣いていいと思うよ