小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#49

小さな小鳥さんへ

 

深く暗い闇の世界で泣いている

彼女に私ができること

 

それは一体何でしょうか

 

例えば

 

あの闇の世界で共に生きたとするならば

彼女の悲しみは消えるのでしょうか

 

私は思うのです

 

彼女の悲しみは

あの闇の世界にいては生涯消えないのだと

 

彼女の悲しみは

たとえ私があの闇の世界で共に生きたとしても消えないのだと

 

小さな小鳥さん

 

彼女の存在なくしては

今の私は存在しなかったのでしょう

 

彼女から逃げていては

これからの私は

またあの闇に包み込まれ

自分の生きる道に迷うのでしょう

 

だから私は

彼女に手を差し伸べ

一緒に飛び立つことにしたのです

 

光輝くこの世界に・・・・

 

小さな小鳥さん

 

私が手を差し伸べる存在は

あなたではなく

他の誰かではなく

過去の私・・・・

 

私自身なのです