小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#40

小さな小鳥さんへ

私の心の中に流れる思いが消えました
私の伝えたい思いが消えました

あなたにそのことを伝えたら
あなたは私に言いました

心の中に流れる思いが
伝えたい思いが消えたこと
それは悲しいことではないと
今ある全ての思いを伝えたからだと

本当にそうなのでしょうか?

どうして消えてしまったのか
どうして消えてしまったことをあなたに伝えたかったのか
あの時、私も分からなかった

私は自分の心を覗き
そして私は自分の心の奥底にある思いを見つけました

あの時の私は
心の中に流れる思いが
伝えたい思いが消えてしまい
不安を感じていたのです

それは私にとってはなくてはならない
大切なものだったから・・・・
それはあなたに伝えたい大切なものだったから・・・・


私は私の大切にしていたものが消えてしまい
一人怖くなり
私を理解してくれているあなたに
私の気持ちを聴いてくれるあなたに

そのことを伝えたのでしょう
けれども私はあなたに
私の感じた不安を
私の感じた恐怖を
伝えきれなかったのです

自分でも理由も分からず
ただ不安で怖くて
それに気づいて欲しくて
あなたに小さな小さなサインを送っていたのでしょう

あなたは悲しいことではないと言うけれど

私は私の大切にしていたものが消えたこと
それはとても悲しいことなのです