小さな小鳥さんへ

人生に迷っていた17年前に書いた詩そして新しい人生を歩み始めて17年後に書いた詩

小さな小鳥さんへ#24

小さな小鳥さんへ

未来に希望が持てなくなりました

本当の幸せを
本当の愛を
見つける気持ちが持てなくなりました

それはあなたがいないからでしょうか

そうではないのです

自分の心を覗き
あなたの心を覗き
そして誰かの心を覗き

私は感じたのです

この世界には
あまりにあきらめの色が多すぎて・・・・

あまりに見ているのが辛すぎて・・・・

どんなに訴えても
どんなに訴えても
何も変わらない
何も気付かない

体裁を気にして
形あるものを守ろうとして
自分の身を守ろうとして
そればかりに気をとられ
空虚な思いを抱えながら
でも何も出来ずに
あきらめて生きている

誰も本当の幸せなど考えない
誰も本当の愛など考えない

私はあきらめて生きる大人達の姿を見て育ち
だから私も希望を捨てあきらめの道を選ぶのでしょう

この世界には
希望が持てないのです
生きる希望が持てないのです

この世界には
私の求める一輪の
眩しく輝くあの花はないのでしょう

あなたの愛する詩を歌うあの人は
こんな思いを抱えながら
''もうここにはいれない'' と
''辛すぎていれない'' と
誰も自分を探すことのできないあの場所へ
一人旅立ったのでしょうか

そして私も旅立つのでしょうか